ノートにまとめたはずなのに、
あとから見返すと「よく分からない」。
人に説明しようとすると、
「で、結局何が言いたいの?」と聞かれる。
そんな経験はありませんか?

これは、あなたの理解が浅いからではありません。
言葉だけで学びを処理しようとしているからです。
人の思考は、
・文章だけで整理する
よりも
・「言葉+視覚」で整理した方が
はるかに定着しやすい構造になっています。
そして今は、
AIを使って“図解でまとめる”ことが、誰にでも現実的にできる時代になりました。
第9回では、
なぜ図解にすると「わかりやすい」と言われるのか
実際に図解でフィードバックが変わった体験
ChatGPT5.2の画像生成をどう使うと実用になるのか
学びを“視覚資産”に変える具体ステップ
を、実感ベースでお伝えします。
文章は、論理的に説明するには優れています。
でも一方で、
全体像が見えにくい
関係性がつかみにくい
読み手の理解スピードに差が出る
という弱点もあります。
特に学びの内容が、
プロセス
思考の流れ
概念同士の関係
である場合、
文章だけでは“頭の中で組み立てる負荷”が大きすぎるのです。
これは、私自身の体験です。
ある学びの内容を、
最初は文章だけでまとめて共有していました。
内容としては間違っていない。
でも返ってくる反応は、
「なるほど」
「勉強になります」
と、どこか表面的。
そこで次に、
同じ内容を図解にして投稿しました。
すると、反応が明らかに変わりました。
「一目でわかりました」
「流れが頭に入りました」
「これなら人に説明できます」
という声が増えたのです。
ここで気づいたのは、
**理解の深さが上がったのではなく、“理解に至るまでの負担が下がった”**ということ。
図解は、
受け手の思考を助ける装置でした。
図解が強い理由は、とてもシンプルです。
言葉 → 論理を担当
視覚 → 全体像と関係性を担当
それぞれの得意分野を分担しているから。
文章だけだと、
「読む → 考える → 構造化する」
をすべて読者に委ねてしまいます。
図解があると、
「見る → 理解する → 納得する」
までが一気に進みます。
結果として、
記憶に残りやすい
説明しやすい
応用しやすい
という状態が生まれます。
少し前まで、図解を作るには
デザインスキル
図解ツールの習熟
時間と試行錯誤
が必要でした。
でも今は、AIがその壁を大きく下げています。
特に ChatGPT5.2の画像生成 では、
目的
対象(誰に向けたものか)
何をどう理解してほしいか
を明確に指示することで、
かなり「意図の通った図解」を出せるようになりました。
たとえば、
初心者向けか
学習用か
SNS投稿用か
全体像を見せたいのか
こうした前提を丁寧に伝えるだけで、
図解のわかりやすさは大きく変わります。
現時点では、
日本語テキストの生成にはまだ課題があります。
日本語の文字が不自然
誤字や配置ズレが起きる
といった点は、まだ残っています。
だからおすすめなのは、
構造・配置・流れ → AIに任せる
日本語の文字 → 後から自分で入れる
この役割分担です。
これだけで、
「図解が作れない」状態から一気に抜け出せます。

ここからは、すぐ使える形に落とします。
まずは学びを一言にします。
例:
「AIは答えを出す道具ではなく、思考を整理する伴走者」
なぜそう言えるのか
何と何が関係しているのか
どんな流れなのか
これを箇条書きでOK。
箱
矢印
配置
だけを作ってもらい、
日本語はあとから整える。
この流れが、
一番ストレスが少なく、再現性が高い方法です。
図解にした学びは、
自分の理解が深まる
他人に説明しやすくなる
発信の反応が上がる
繰り返し使える
という形で、
知識から資産に変わります。
文章は流れていきますが、
図解は残ります。
そして残るものほど、
あなたの価値になります。
学びが定着しないのは能力の問題ではない
言葉だけで処理しようとしているだけ
図解にすると、理解の負担が下がる
AIで構造を作り、人が言葉を整える
図解は学びを“資産”に変える
これからの学びは、
理解するだけで終わらせない。
「見える形」にして、
何度でも使える状態にしていきましょう。
公式LINEから、あなたの“言語化&視覚化”をサポートする30分セッションを行っています。
気軽に質問や感想も送れるので、
“答え合わせなし”で学びを深めたい方は、のぞいてみてください。
