やりたいことが見つからない人が、最初に手放すべき思い込み5選

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「自分が本当にやりたいことがわからない」

「周りは目標に向かって進んでいるのに、自分だけ立ち止まっている気がする」

「このまま何も見つからなかったらどうしよう」

やりたいことが見つからないと、焦ったり、自分には何もないように感じたりすることがあります。

一生懸命考えているのに答えが出ないと、「もっと自己分析をしなければ」「早く将来を決めなければ」と、さらに自分を追い込んでしまう人もいるかもしれません。

けれど、やりたいことが見つからないのは、あなたの中に何もないからではありません。

もしかすると、「やりたいことはこうあるべき」という思い込みが、自分の中にある小さな本音を見えにくくしているだけなのかもしれません。

今回は、やりたいことを探す前に手放したい5つの思い込みをご紹介します。

1.「やりたいことは、一つに決めなければならない」

やりたいことを考えるとき、無意識に「これが私の人生の目標です」と言えるような、大きな答えを探していませんか?

興味のあることが複数あると、「私は軸がない」と感じたり、以前と気持ちが変わると、「また続かなかった」と自分を責めたりすることもあります。

けれど、経験や環境が変われば、興味や価値観が変化するのは自然なことです。

今の自分がやりたいことと、5年後の自分がやりたいことが同じである必要はありません。

最初から一つに決めなくてもいいですし、一度選んだ道をずっと進み続けなくてもいいのです。

「一生続けたいと思えるか」まで考えてしまうと、どんな選択も重たく感じてしまいます。

まずは、「今の私は、何を少し試してみたいだろう?」と考えてみてください。

やりたいことは、最初から一つの明確な答えとして見つかるとは限りません。

いくつかの興味を試していくうちに、少しずつ自分にとって大切なものが見えてくることもあります。

2.「やりたいことは、仕事にしなければ意味がない」

好きなことや興味のあることが浮かんだとき、すぐに「仕事になるかな」「収入につながるかな」と考えていませんか?

仕事にできそうにないという理由だけで、せっかく芽生えた興味を切り捨ててしまうことがあります。

けれど、やりたいことは必ずしも仕事である必要はありません。

趣味として楽しみたいこと、もっと学んでみたいこと、行ってみたい場所、会ってみたい人。

人との関わり方や、日々の過ごし方の中にも「やりたいこと」はあります。

すべてを仕事や成果に結びつけようとすると、「役に立つかどうか」が判断基準になり、純粋に心が動く感覚がわからなくなってしまいます。

「これは仕事になる?」と考える前に、まずはこう問いかけてみてください。

「私は、これをしているときにどんな気持ちになるだろう?」

楽しい、落ち着く、もっと知りたい、夢中になれる。

その感覚自体が、自分の本音を知るための大切なヒントです。

3.「得意なことの中から選ばなければならない」

やりたいことを探すとき、「自分にできること」や「人から褒められること」の中から答えを選ぼうとする人も多いかもしれません。

もちろん、得意なことは自分を知るための一つの手がかりになります。

しかし、「得意なこと」と「やりたいこと」は、必ずしも同じではありません。

周りから評価されていても、自分にとっては苦しくて消耗することもあります。反対に、今はまだ上手にできなくても、なぜか惹かれたり、もっと知りたいと思ったりすることもあります。

得意なことだけを選ぼうとすると、失敗しにくい道や周囲から認められやすい道を優先してしまい、本当の興味を置き去りにしてしまうことがあります。

大切なのは、「できるかどうか」と「やってみたいかどうか」を分けて考えることです。

最初から上手にできなくても構いません。

やってみたい気持ちがあるなら、少しずつ学びながら、できることを増やしていけばいいのです。

4.「人に認められるようなことでなければならない」

何かを選ぼうとするとき、自分の気持ちよりも先に、周囲の反応を考えてしまうことはありませんか?

「家族に反対されないかな」

「友人からどう思われるだろう」

「そんなことを選んだら、がっかりされるかもしれない」

他人の期待に応え続けてきた人ほど、「私はどうしたい?」よりも「どうすれば認めてもらえる?」を基準に選ぶことが当たり前になっています。

そのため、いざ自分のやりたいことを考えようとしても、本音がわからなくなってしまうのです。

けれど、本音は、立派さや正しさでは測れません。

誰かに褒められるようなことでなくても、社会的にわかりやすい目標でなくても、自分の心が動くなら、それは大切にしていいものです。

迷ったときは、こう自分に聞いてみてください。

「誰にも評価されなかったとしても、私はこれを選びたいだろうか?」

すぐに答えが出なくても大丈夫です。

他人の声と自分の声を分けて考えようとすることが、本音を取り戻す第一歩になります。

5.「やりたいことが見つかれば、迷わなくなる」

「本当にやりたいことなら、迷わず進めるはず」

「不安になるということは、私には合っていないのかもしれない」

そう考えて、気になっていたことを諦めた経験はありませんか?

けれど、大切な選択ほど、迷いや不安が生まれるのは自然なことです。

やってみたいからこそ、失敗するのが怖い。大切にしたいからこそ、うまくいかなかったときに傷つくのが怖い。

不安があることと、やりたい気持ちがないことは別です。

「迷わない選択」や「絶対に失敗しない道」を探していると、いつまでも動き始めることができません。

必要なのは、不安がまったくない選択を見つけることではなく、「不安があっても、少し進んでみたい」と思える選択に目を向けることです。

最初から大きな決断をする必要はありません。

調べてみる、話を聞いてみる、一度体験してみる。

いつでも戻れるくらいの小さな一歩から始めてみましょう。

やりたいことを見つけるために、今日からできること

やりたいことは、頭の中で必死に考え続けた先に、突然大きな答えとして現れるものとは限りません。

日常の中で生まれる、小さな心の動きに表れることがあります。

まずは1週間、次の3つをメモしてみてください。

  • もっと知りたいと思ったこと
  • 少し羨ましいと感じた人や生き方
  • 気づいたら時間を忘れていたこと

「こんなことは大したことではない」

「仕事にはつながらない」

「私にはできそうにない」

そんな判断はいったん横に置いて、感じたことをそのまま残してみましょう。

特に、「羨ましい」という感情は、自分が本当は望んでいることを教えてくれる場合があります。

誰かの自由な働き方が羨ましいのか、人の役に立てる仕事が羨ましいのか、自分の言葉で発信している姿が羨ましいのか。

相手と同じものが欲しいとは限りません。

その人の姿のどこに心が反応したのかを考えると、自分が大切にしたい価値観が見えてきます。

まとめ|やりたいことを探す前に、“こうあるべき”を緩めよう

やりたいことが見つからないのは、あなたに何もないからではありません。

「一つに決めなければならない」

「仕事にしなければ意味がない」

「得意なことでなければならない」

「人に認められなければならない」

「本当にやりたいことなら迷わない」

このような思い込みによって、自分の中にある小さな本音が聞こえにくくなっているだけかもしれません。

やりたいことは、頭の中で完璧な答えを出してから始めるものではありません。

少し気になることを調べたり、試したり、ときには「やっぱり違った」と戻ったりしながら、少しずつ輪郭をつかんでいくものです。

今すぐ人生の答えを決めなくても大丈夫。

まずは、自分の中に生まれた「少し気になる」「やってみたい」という感覚を、否定せずに受け止めてみてください。

やりたいことが見つからないときに必要なのは、もっと必死に答えを探すことではありません。

自分の本音を小さくしてきた「こうあるべき」を、少しずつ緩めていくこと。

あなたの中にある小さな心の動きを、今日から一つずつ拾ってみてください。

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