SNSを見ていたら、同世代の活躍が目に入った。
友人の結婚や出産、転職の報告を聞いて、素直に喜べない自分がいた。
「あの人は前に進んでいるのに、私は何をしているんだろう」
そんなふうに、誰かと比べて落ち込んでしまう日ってない??
比べたくないと思っているのに、気づけば他人の人生を基準にして、自分に足りないものを探してしまう。
そして落ち込んでいる自分に対しても、
「人の幸せを喜べないなんて性格が悪い」
「もっと前向きにならなきゃ」
と、さらに自分を責めてしまうことがあったり。
でも、誰かと比べてしまうこと自体は、決して悪いことではないよ。
大切なのは、比べないようにすることではなく、比較によって見えなくなった自分の気持ちを取り戻すこと。
今回は、他人と比べて落ち込んだ日に試してほしい「自分軸の取り戻し方」をご紹介します。
私たちは、自分が今どのような状態にいるのかを知るために、無意識のうちに周囲の人と比べています。
「あの人よりできている」
「あの人より遅れている」
「みんなはもう持っているのに、私にはない」
比較することで、自分の立ち位置を確認しようとしているんだよね。
特に、自分の選択に自信が持てないときや、将来に不安を感じているときほど、他人の生き方が正解のように見えやすくなる。
けれど、私たちが見ているのは、その人の人生のほんの一部分。
SNSに映る楽しそうな姿も、誰かから聞いた成功の話も、その人が経験してきた迷いや葛藤まで、すべてを映しているわけではないよね。
それでも、自分の現実と相手の「見えている部分」を比べて、私たちは自分に厳しい評価をつけてしまう。
だからまずは、
「また比べてしまった」
と責めるのではなく、
「今の私は、自分の選択に少し不安を感じているのかもしれない」
と捉えてみよう。
比較は、自分の心が揺れていることを教えてくれるサインでもあるから。
誰かを見て落ち込んだとき、私たちはいつの間にか、その人が手にしているものを「自分も持つべきもの」に変えてしまうことがある。
たとえば、友人の結婚報告を見て焦ったとしても、本当に結婚したいとは限らない。
同世代の昇進を知って落ち込んでも、自分が心から望んでいるのは、肩書ではなく安心して働ける環境かもしれない。
誰かの充実した休日を見て羨ましくなっても、本当に必要なのは華やかな予定ではなく、ゆっくり休める時間かもしれない。
比較した瞬間に生まれた「私もそうならなければ」という焦りは、自分の本音とは限らない。
他人軸になっているときは、
「普通はこうするもの」
「この年齢なら、ここまでできているべき」
「周りから遅れてはいけない」
という外側の基準で、自分の人生を評価してしまう。
一方、自分軸とは、周りを気にしないことでも、自分の意見を押し通すことでもありません。
周囲の情報に触れて心が揺れたとしても、最後は「私はどうしたい?」と自分に戻ってこられること。
比較で落ち込んだときは、すぐに気持ちを切り替えようとしなくて大丈夫。
まずは、何がきっかけだったのかを具体的にしてみよう。
「友人の転職報告を見て、置いていかれたように感じた」
「同世代の楽しそうな生活を見て、自分の毎日がつまらなく思えた」
「頑張っている人を見て、何もできていない自分が嫌になった」
このように、出来事と感情を分けて書き出す。
ただ「落ち込んだ」で終わらせず、その奥にある焦り、寂しさ、悔しさ、不安まで言葉にできると、自分が何に反応したのかが少しずつ見えてくるから。
気持ちは、正しさで判断するものではないよ。
羨ましいと思っても、悔しいと思っても大丈夫。
まずは「私はそう感じたんだね」と、そのまま受け止めてあげてね。
誰かを羨ましいと感じたら、次のように問いかけてみて。
「私は、その人の何を羨ましいと感じたんだろう?」
たとえば、自由に働いている人を見て羨ましくなったとする。
でも、本当に欲しいのはその人と同じ仕事ではなく、
「自分で時間を決められること」
「自分の得意なことを活かせること」
「苦手な人間関係から離れられること」
かもしれない。
羨ましさを細かく分けていくと、自分が本当に求めているものが見えてくる。
比較した相手と同じ人生を目指す必要は全くなくて。
相手の姿をヒントにして、自分が大切にしたい条件だけを受け取ればいい。
比較しているときは、自分に足りないものばかりが目についちゃう。
そんなときこそ、これまでの自分が選んできたことに目を向けてみよう。
大きな実績でなくても構わない。
「苦しい状況から離れることを選んだ」
「自分の体を守るために休んだ」
「誰かに助けを求めた」
「失敗しても、もう一度やってみた」
「本当は嫌だったと気づけた」
周りからは何も進んでいないように見える時間にも、自分を守ったり、立て直したりするための選択がある。
人生の進み方は、目に見える成果だけでは測れない。
立ち止まることも、遠回りすることも、そのときの自分に必要な選択だったかもしれないんだから。
気持ちが弱っているときは、普段なら気にならない投稿にも傷つくことがある。
そんなときは、無理にSNSを見続けなくても大丈夫。
見るたびに苦しくなるアカウントを一時的にミュートしよう。
スマートフォンを別の部屋に置く。
情報を見る時間を決める。
これは逃げではない。
今の自分に必要な環境を選ぶことも、自分軸で生きるための大切な行動。
自分の心が落ち着いてから、また戻ればいいのだから。
比較による焦りが強いと、一気に人生を変えたくなることがある。
資格を取らなければ。
転職しなければ。
もっと努力しなければ。
でも、焦りから決めた目標は、自分の本音とずれてしまうことも少なくない。
まずは、今の自分が選べる小さな行動を一つだけ考えてみて。
「気になっていた仕事について10分だけ調べる」
「今日は早めに寝る」
「自分の気持ちをノートに書く」
「信頼できる人に話してみる」
小さくても、自分で選んだ行動には意味があるから。
他人との差を埋めるためではなく、自分が望む方向へ進むための一歩を選んでみよう。
誰かと比べて苦しくなったとき、そこには自分の願いが隠れていることがある。
活躍している人を見て悔しくなったなら、自分にも挑戦したい気持ちがあるのかも。
楽しそうな人間関係を羨ましく感じたなら、安心して本音を話せる相手を求めているのかも。
自由に生きている人に心が揺れたなら、自分も「こうあるべき」から離れたいのかも。
比較は、自分を傷つける材料にもなる。
けれど、見方を変えれば、自分の本音を知るきっかけにもできる。
「どうして私は、こんなに気になるんだろう?」
その問いの先に、あなたが本当に大切にしたいものがあるかもしれない。
人生には、誰にでも同じ順番で進む正解があるわけではないから。
早く見つけた人が偉いわけでも、迷わなかった人が強いわけでもない。
誰かの今と、自分の途中を比べなくていい。
それでも比べて落ち込んでしまった日は、
「私はダメだ」
と結論を出す前に、こう問いかけてみて。
「私は本当は、何を羨ましいと思ったんだろう?」
「それは私も本当に欲しいもの?」
「今の私は、どうしたい?」
すぐに答えが見つからなくても大丈夫。
自分の気持ちを置き去りにせず、何度でも問いかけること。
それが、他人の人生から自分の人生へ戻ってくるための一歩になるよ。
KIKIchatでは、周りの正解や「こうあるべき」に隠れてしまった本音を、一緒に言葉にしていきます。
誰かと比べて自分を責めるのではなく、
「私はどうしたい?」
を基準に、自分の人生を選べるようになるために。
モヤモヤの正体を一人では整理できないときは、いつでもKIKIchatを思い出してくださいね。
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